観客のいないコンサート★バルトーク 弦チェレ
7月23日に亡くなった益川敏英博士(2008年、「小林・益川理論」でノーベル物理学賞)の一番好きだった曲。バルトークの《弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽》です。弦チェレと省略されることもあるそうです。すべて今日初めて知りました。💦
バルトークは、ハンガリーで生まれ同じ名前の農学校校長の父が32歳の若さで亡くなってからは、ピアノ教師の母の仕事の都合や学業などのため各地を転々としてアメリカに移住しています。様々な言語を話されていたかと思います。彼自身も小柄ながら手が大きく幼少時からピアノが得意だったそうです。
ハンガリー語のコメントより
Aufführung dieses einzigartigen doch perfekt komponierten Meisterwerks mit gut artikulierten und perfekt synchronisierten Tönen aller Instrumente. Die Virtuosität aller Einzelspieler ist echt bewundernswert. Der intelligente Maestro dirigiert das ausgezeichnete Orchester im gut analysierten Tempo und mit sorgfältig kontrollierter Dynamik. Wunderbar und atemberaubend zugleich!
このユニークで完璧に構成された名作を、すべての楽器の音がよく調和した、美しく刺激的な演奏。個々のプレーヤーの名人芸は本当に賞賛に値します。聡明なマエストロは、分析されたテンポと慎重にコントロールされたダイナミクスで、優れたオーケストラを指揮しています。素晴らしいと同時に、息を呑むような美しさです。
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観客のいないコンサート
hr-Sendesaal Frankfurt, 12 March 2020 ∙。
この曲は1936年の作品です。益川さんが生まれたのは1940年です。音楽作品も研究成果も後世に残りますね。ご冥福をお祈りいたします。
