まりりん・ポリグロット化

生の海外文化を様々に取り上げつつ多言語習得を目指すブログ。動画も楽しんで。

美を追い求め『ヴェニスに死す』👼💀

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老作曲家と美少年 映画『ヴェニスに死す』より

原作はドイツの作家トーマス・マンの小説『ヴェニスに死す』。映画化(ルキーノ・ヴィスコンティ監督 英語/イタリア語ポーランド語フランス語)もされました。

 

ミュンヘンで暮らす老作家(映画では老作曲家)がヴェニスポーランド貴族の美少年を見かけて追い求めるようになる。おりしも疫病が流行るが美少年が忘れられない老人はヴェニスからも離れられない。

子どもの頃にビョルン・アンドレセン演じる美少年を見た時には、美少年?と思ったけれど、今見ると鬼気迫る美。老人に近づくと分かる美?とは思いたくないけれど…。美に普遍性があるのか?日本でも平安時代と現代では大きく違うし、アフリカのある民族は起き上がれないほどの巨体でないと美人ではないとか首が長いのが美人とか唇が皿のように大きくならないと…とか様々な美があるものです。ビョルン・アンドレセン的美は映画公開当時世界中に衝撃をもたらしたようです。彫刻のようなクールな美?笑顔よりも冷たい無表情に彼の魅力があるような…。

 

Der Tod in Venedig to go (Mann in 8,5 Minuten)

Sommers Weltliteratur to go(夏の世界文学紀行)ドイツ語

 

e unmöglicher eine Liebe, desto größer ihr tragisches Potential. So hat die Verliebtheit des alternden Schriftstellers Gustav von Aschenbach in den kaum vierzehnjährigen Jungen Tadzio niemals eine Zukunft - und gerade weil der Alte dies genau weiß, verstrickt er sich umso selbstzerstörerischer in seine pädophile Neigung, verliert dabei zunächst seine Würde und dann - sich selbst. Thomas Manns Novelle, die durch ihre autobiographischen Züge sozusagen meta-selbstzerstörerisch ist - denn indem er sie schrieb, verursachte er womöglich halbbewusst eine Ehekrise - ist ein zeitloser Klassiker, hier kompakt und unterhaltsam dargeboten von Michael Sommer und seinem Playmobilensemble. WARNHINWEIS: DIESES TO-GO-VIDEO ERSETZT NICHT DIE LEKTÜRE DES ORIGINALS. Meine Empfehlung: Selber lesen, es ist kurz und brillant geschrieben.

 

不可能な恋であればあるほど、悲劇的な可能性を秘めています。年老いた作家グスタフ・フォン・アッシェンバッハが14歳になったばかりの少年タジオに夢中になっても、決して未来はないのです。このことを老人はよく知っているからこそ、小児性愛の傾向にますます自滅的に巻き込まれ、まず尊厳を失い、そして自分自身をも失ってしまうのです。トーマス・マンの小説は、その自伝的な特徴のために、いわばメタ自己破壊的であり、この小説を書くことによって、彼は半ば意識的に結婚生活の危機を引き起こしたのかもしれませんが、不朽の名作であり、ここではミヒャエル・ゾンマーとプレイモビル・アンサンブルがコンパクトに楽しく演じています。警告:このTo-goビデオは、オリジナルを読むことに代わるものではありません。私のお勧めは、自分で読んでみることです。短く、見事に書かれています。

 

これは原作者のトーマス・マンの実体験から作られた作品です。マンは36歳くらいでした。主人公の老作家(老作曲家) は50代ということになっています。老人としては若すぎますよね?当時の平均寿命や功成り名遂げたマンの状況からすると老境に入っていたということでしょうか?今なら80歳くらいかと…。👼❓

 

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Der Tod in Venedig by Thomas Mann 【グーテンベルグ】

知命は?

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